岐阜県高山市丹生川町日面1147

この山の中に鍾乳洞があります。ここが、昔は海の底だったんですね。

　五世紀の初めのころ各地に農耕がはじまり、豪族が村を支配するようになった。
　出羽ケ平(でわがひら)（この地）に居住していた両面宿儺は大きな力を有し、飛騨を統率し善政により住民に崇められていた。
　ところが、日本書紀に出てくる宿儺は化けもののような人間で顔が前後にあり弓･剣･斧を巧みに操つる4本の手、前後左右に駆けめぐる4本の足を持っている身の丈3m、五十人力の超人で横暴、略奪など悪人の権化のように仕立て上げている。
　大和朝廷は全国統一の為反抗する両面宿儺を討つよう武振熊を遺わした。
　宿儺は美濃の国まで出かけ待ち伏せたが逆にすきをつかれて破れ？の池へ逃れた。
　朝廷の軍は追撃してこの岩壁での攻防を繰り返したが遂に大軍にはかなわず宿儺は殺された。
この出羽ヶ平が両面宿儺生誕、かくれ家といわれ「両面窟」として語りつがれている。

これより1km先、飛騨大鍾乳洞（大橋コレクション館）へ向います。