亀山社中記念館(亀山社中の跡)

長崎市伊良林2丁目7番24号

撮影日:2010年02月24日

 興福寺から約235m先へ行くと龍馬通り。そこから、長崎独特の坂道を約5分ほど上がった場所に(長崎 亀山社中記念館『亀山社中の跡』)があります。昨年、久しぶりに伺ったときには改装中でした。後で、知ったのですが、その前は閉鎖していたそうです。

 ここは、幕末・風雲児 坂本龍馬が長崎へ来て創設した「日本最初の商社」ですね。
みなさんも一度は呼んだこと、聞いたことがあると思います。司馬遼太郎さんの小説にも出てきます。
生前、司馬さんが亀山社中を訪れ、人が住んでいて入りにくかったそうで、大工が入り建物を壊しつつあったと。近所の人に聞くと、一切合切取り壊して建て替えるらしいと書かれてあったような?。
当時は、建物の所有者が何度変わり、当時のオーナーだった方も建物の由来を知らなかったそうです。文化財という程の建物でもないから、どうなろうとままのようだが、司馬さんは、少し惜しいような気がしたと言われて います。

 証拠保存のきっかけを作ったのは作家 司馬遼太郎さんの小説「竜馬がゆく−怒濤編」
龍馬ファン、司馬ファンが全国から訪れるようになり、所有者の好意で無料で公開していたが、いつの間にか、閉鎖されてましたね。
司馬さんのこの文章がきっかけとなって平成元年、長崎の有志らが、亀山社中は生かす会を発足して、保存公開された後、平成21年8月1日に長崎 亀山社中記念館として再オープン。こうして考えると、司馬さんは保存されることを知らないままになってしまったのですね。


所在地   : 長崎市伊良林2丁目7番24号
時間   : 9:00〜17:00 休館日なし
入場料   : 一般300円、高校生200円、小・中学生150円
問い合わせ   : 095-823-3400
駐車場   : 無し
交通アクセス   :

4つの施設のお得な入場券です(1年間有効)。

■長崎まちなか龍馬館 ■長崎奉行所龍馬伝館 ■長崎市亀山社中記念館 ■グラバー園
写真にマウスを載せると、 裏面に変わります。各施設の説明と地図が載っています。

 等身大の坂本龍馬と記念撮影ができます。刀を持って、龍馬気分で楽しく記念として撮って見るのもいいですね。

 龍馬の紋付と復元して作られた、龍馬ぶーつです。龍馬ぶーつは、各資料館や展示場にあるそうです。この日は、復元された靴屋へ行って来ました。注文で買うこともできるようです。

 隣には、龍馬の掛け軸や月琴や刀(陸奥守吉行)が展示してありました。 刀の長さが71.5cmもあったとすると、慎重は177〜9cm以上はあったのではないのでしょうか?。確か、刀を鞘から抜く時に、抜きやすく身長に合わせますよね。月琴は、龍馬とは直接関係は無いそうですが、妻のお龍さんが月琴を弾いていたこともあって展示してあるそうです。希望者は、受付でお願いすると弾くことが出来るそうです。

龍馬が持ち歩いていた「Smith&Wesson MODEL 2 ARMY 」のレプリカ

坂本龍馬といえばピストルを思い浮かべますね。当時のピストルは使いにくかったそうですね。


 復元された龍馬ぶーつです。亀山社中と龍馬の事を話していると、今日、作られた靴屋に伺ってお話をして来ました。龍馬ぶーつもあって、靴底には龍馬の家紋と、一つ一つにシリアルナンバーが入っている事を話すと、ぶーつの底を見て龍馬のサイズだと思っていたそうです。ここに展示してある龍馬ぶーつのシリアルナンバーは26番でした。1番はどこにあるのでしょうね。


”亀山社中“について
 亀山社中は、慶応元年(1865)薩摩藩などの援助により、土佐の浪人坂本龍馬が、長崎・伸良林に同志と組織した日本最初のカンパニーといわれる結社である。(のちに土佐藩の後援を得て、海援隊となる。)メンバーは、幕府の神戸海軍操練所閉鎖に伴い龍馬と行動をともにした若者たちを中心に20余名。
 長岡謙吉、近藤長次郎、陸奥陽之助、沢村惣之丞など幕末の激動期を生きた志士たちである。社中は、海運業を中心とした商業活動のほか、薩長同盟を基軸とした倒幕運動に参画。幕末維新史において重要な役割を果たした。
”龍馬がゆく道“スケッチ
 中島川流域に発展した長崎の町文化。その中流域、風頭山の斜面に向かって広がる八幡町・寺町伊良林あたりは、文化・景観とも独特の長崎らしさを今に伝えています。風頭山北側に連なる小高い丘は亀山とよばれ、この中腹にオランダ貿易のため幕府の援助のもとに亀山焼窯が作られました。(文化元年〜慶応元年)この亀山焼は長崎遊学の文人墨客に好まれ、八幡町に居をかまえた画家木下逸雲の作品をはじめ数々の名品が生まれました。窯が途絶えた現在でも、幻の亀山焼としてその美しい南画風の絵柄とあいまって好事家達を魅了しています。
 幕末には、この地に坂本龍馬が日本最初のカンパニーと言われる亀山社中を創設。(現在の亀山社中)亀山社中は、のちの海援隊の前身であり、日本史上重要な意味を持つことになります。また、その近くには、深い森に囲まれた若宮稲荷神社があります。竹ん芸で知られる
「伊良林くんち」をはじめ数々の歴史を持つこの社の大きな樹々と広い境内は、地域の人々の憩いの場として親しまれています。
 このような歴史的背景を持った伊良林には、長崎らしい風景が今も生きています。亀山社中ば活かす会では、この伊良林を市民・観光客ともに更に楽しめる散策ゾーンとして生かすことをめざして、この文化遺産の活用や住環境の整備などを検討中です。
そして、この一帯の散策路を
”龍馬がゆく道“と名付け、多くの人々に長崎の「散策の小径」として愛され活かされることを願っています。
”龍馬がゆく道“をゆこう
”龍馬がゆく道“は、長崎における幕

 末史ゆかりの散策路である。眼鏡橋から始まり寺町通りを過ぎる頃、亀山社中方向への登り口がある。石段を登りきった後、伊良林一帯をまわり若宮稲荷神社の境内へ抜け、参道を下りていくと、ふたたびもとの登り口につながる環状の小径となっている。
深崇寺と禅林寺の間を抜け亀山社中へと向かう坂道は、
”龍馬通り“と呼ばれ付近の人々に親しまれている。
 急な勾配の石段を登りながら楽しむ景観はすばらしい。そのまま登りつめると、風頭公園。坂本龍馬の銅像が海からの風に立つ。
長崎の街や港を見下ろしながらこの径を辿れば、かつて、このあたりを闊歩した龍馬や亀山社中のメンバーたちの姿がしのばれる。

坂本龍馬・亀山社中・海援隊年表


 亀山社中には、小さな庭がありました。ここから見る風景は、日本独特の風情のある風景ですね。こうやって、昔の人々は楽しんだと聞いたことがあります。一つの絵ですね。
部屋の大きさが、当時とはちょっと変わったそうです。かなり広く作られたそうです。そう言えば、昔の写真を見たことがあるのですが、かなり変わってましたね。

 昔の家屋には必ずといっていいくらいに縁側がありましたね。小さい庭でしたが、縁側に座って眺めていると、心が和みますね。小さくても庭があるのと無いとでは大きな差がありますね。

 第一展示室から見た第二展示室です。こちらは、撮影禁止なので撮る事が出来ませんでした。右側側の部屋には、中2階の隠し部屋を見る事も出来ました。
展示品は、龍馬をはじめ亀山社中、海援隊、幕末の志士・明治の長崎の風景などの古写真、龍馬の手紙の写しなど約50点ほど展示されてあります。活かす会の方々が、詳しく説明をしてくれますので、ゆっくりと見て聞いてみましょう。

亀山社中と長崎の風景を入れたかったのですが、無理でした。


旅 程 (長崎さるく)  食事
2/24
(水)
晴れ 9:40長崎と龍馬 臨時駐車場(シャトルバス)---長崎歴史文化博物館(長崎奉行所 龍馬伝館)9:48---シャトルバス11:30---中央橋バス停11:38---海援隊発祥の地 土佐商会跡11:39---長崎まちなか龍馬館11:44---ドン・シューズ12:11---723長崎大水害水位12:22---龍馬通り12:38---近藤長次郎12:40---長崎先人の墓12:44---陸奥宗光12:44---沢村惣之丞12:46---長岡謙吉12:50---中島信行12:57---龍馬茶店12:58---亀山社中の跡(記念館)12:59---龍馬のぶーつ像13:00---亀山社中の跡(記念館)13:09---良林亭跡13:26---亀山社中資料展示場13:26---若宮稲荷神社13:45---龍馬通りへ13:53---風頭公園14:10---風頭大権現14:20---上野彦馬の墓14:22---風頭公園(坂本龍馬象)14:24---上野彦馬の墓14:26---風頭公園展望14:29---龍馬通りへ14:38---玉川亭跡14:49---木下逸雲宅跡14:50---高麗橋と伊勢宮14:51---倉田水樋水源跡14:53---上野彦馬宅跡14:55---上野撮影局と中島川14:58---長崎聖堂跡14:59---あみだばし15:01---古町橋15:17---光永寺(福沢諭吉)15:19---一覧橋15:22---芋原橋15:23---東新橋15:25---魚市橋15:27---眼鏡橋15:33---黙子如定の像15:34---袋橋15:37---中島川の成り立ち15:38---上野彦馬生誕地15:39---中央公園(ランタン会場)15:47---ミゼリコルディア本部跡15:50---小曾根邸15:51---海援隊発祥の地 土佐商会跡16:06---福砂屋16:20---山の口16:21---思切り橋・見返り柳16:21---丸山町交番16:23---寄合町遊郭16:25---丸山公園の龍馬銅像16:25---花月16:27---中の茶屋16:39---梅園身代り天満宮16:48---高島秋帆旧宅16:59---正覚寺17:10---オランダ坂17:16---料亭 青柳17:18---丸山本通りを望む17:19---高島秋帆旧宅17:22---丸山花街17:28---丸山公園の龍馬銅像17:29---浜市アーケード17:51---鐵橋17:58---湊公園会場(ランタン)18:40---長崎新地中華街18:28---眼鏡橋19:44---興福寺20:12---崇福寺20:45---中央橋バス停21:30---稲佐山展望21:50

     
     
     
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