立岩と涙岬

北海道厚岸郡

撮影日:2007年07月12日

 温泉ゆうゆの受付のお姉さんに聞いて、国道123号線を太平洋を見ながら来ました。寂しい国道を走っていると 、何度も引き返そうかと思うほど周囲は何もなく閑散としていました。
砂利の駐車場らしき広い空き地内に案内板が見えたので、ここが「涙岬」だと分かりました が、浜中町の観光十景なのだろうかと、本当に思ってしまいます。敷地内には車上 狙い注意!という看板がありました。誰も来ないような場所のようで、しばらくは大丈夫だろうと貴重品を持ち、少し不安な気持ちでとにかく向かうことにしました。
だだっ広い草原にあぜ道のような1本道が海岸へ続いてましたので、それに沿って行くことにしました。

涙岬(乙女の涙)・立岩涙岬

 涙岬、立岩を訪れると、この地の古老の話が思い出されるのである。昔、鰊漁が華やかなりし頃、厚岸の若者と霧多布の網元の娘が恋に落ちた物語である。ある嵐の日、厚岸から船で霧多布へ向うとき、ここまで来て座礁し、若者は海の底に消えてしまった。それを知った娘は、この断崖に立って泣きながら、声をかぎりに若者の名を呼び続けていたと云う。今でも、この岬を訪れると断崖に悲しい娘の顔を見ることができる。又、立岩を訪れると、愛する娘の悲しい叫びに向って一歩一歩、岸にたどりつこうとする若者の姿を思わせるものがある。嵐の夜には、娘の悲しい咽で泣きと、若者の恋こがれて叫ぶ声が風と共に聞こえてくると云う。

 
 だだっ広いあぜ道を進んでいると案内板が見えてきました。駐車場からここまで220m 3分と書いてます。まっすぐ向かうと涙岬290m 5分、左に向かうと立岩450m 7分と書いてあります。先ずは遠い方から行って見ることにしました。が、この時点で、寂しい気分になってしまい、もうどうでもいいような感じになってました。本当になんにも無いところです。

 ひたすら一本道のあぜ道を歩いていると道が無くなり行き止まりになりました。そこは断崖絶壁で目の前にはむき出しになった不思議な岩肌が見えます。その置くには、海の中にポッかりと岩が立ってました。あれが「立岩」なのか?っと唖然としてしまいました。
 ここからだと、かなり遠くにあって肉眼では小さいので望遠で撮って見ました。カモメが左側に飛んでます。

数枚違う位置を変えて撮って見ました。

 今日は、どんよりとした空模様、晴れていると海の色も青々で綺麗だったでしょうね。地平線が少し丸く見えます。



再び来たあぜ道を戻ることにしました。こんな感じのあぜ道で、景色は素晴らしく良かったです。


 う〜ん、迷いました。「涙岬」へ行くか?でも、心細い気持ちが!誰か来ないかと思いながら、何故か駐車場へ戻ってしまいました。

 
旅 程 (摩周湖→霧多布岬→落石)  食事
7/12
(木)
4:00摩周湖(道の駅)車内泊---神の子池7:19---硫黄山8:18---大草原展望塔10:34---おまけ風景11:05---霧多布岬11:51---温泉ゆうゆ13:02---琵琶瀬展望台13:42---立岩と涙岬14:02---嶮暮帰島14:40---ムツゴロウ王国14:58---幌戸沼15:12---落石「北の国から」蛍と正吉の会話シーンロケ地16:01---道の駅(スワン44ねむろ)車内泊19:11


     
     
     
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