矢作の古民家群


福岡県久留米市草野町紅桃林

撮影日:2009年03月12日

 車で観光案内の写真を見て、矢作地区の伝統的町並みへ来て見ました。この辺一帯が、古い建物がもっと建ち並んでいると、かなりの期待と楽しみで来たのですが、かなりショックを受けてしまいました。余りにも、写真と観光案内の説明文とは相反する場所でした。
 上の写真でもお分かりだと思いますが、ここ一角のみでした。後は、転々と離れており、私が創造したというか伝統的な町並みとはかけ離れていました。いろいろな伝統的な町並みを見て来ましたが、ここは、最悪でした。下の写真を見ると、最初は気付かなかったのです。こうして写真を縦にし細くすると、違った見え方になりますね。

■矢作地区の伝統的町並み

 この地区は、当地方の経済の要、農業を母体として栄えた農村集落であり、南北に通る矢作道路を中心に、江戸〜大正期の農家や蔵、門、堀、矢作公民館(旧青年夜学校)等の伝統的様式の建造物が建ち並んでいます。
 主屋は、一かゝえもんある柱や梁を用いた2階建ての堂々としたものが多く、壁は、腰板、漆喰の真壁造りが大半であり、切妻の蔵や納屋が、付属して建てられています。
 屋敷廻わりは、漆喰塗りの源氏堀や、棟門と腰板漆喰堀、透かし板堀等が見られます。また、矢作道路に沿って南北に流れる水路の石垣と川床の石畳、高く築かれた野石布積みの石垣と蔵の壁面が、この町並みの静かでゆったりとした趣を伝えています。



矢作(やはぎ)公民館

 大正2年に建築されたもので、当時は旧青年夜学校として利用されていました。現在では、矢作地区の公民館として利用されています。



     
     
     
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